私が講師になった理由

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■私が講師になった理由

阪口由美子「講師になった理由」

講師になった理由を考えると、私の中にたくさんのきっかけになった出来事が思い浮かびます。

両親は身体が資本という考えだったので、幼いころから多くのスポーツに親しませてくれました。柔道家でタフな父方の祖父が、60歳過ぎに脳溢血で突 然にこの世を去り、続いて祖母が脳溢血で倒れ、それから20年以上寝たきりの生活を余儀なくされたことも、私に大きな影響を与えました。スポーツで身体を 鍛える以上に、健康で天寿をまっとうできる身体づくりが必要だと。

また、母方の祖父が、70歳代で肺がんの末期を宣告されたにもかかわらず、持ち前の負けん気とチャレンジ精神で奇跡的に元気を取り戻し、80歳過ぎまで健康に暮らし、ぽっくりと天寿を全うしたことは、人は心で生きていることを痛感させられた出来事でした。

奈良女子大卒業後、高等学校の教員として勤務しているときに、素晴らしい整体に出会いました。その素晴らしい整体を目の当たりにするにつれ、こんな に素晴らしい知恵が日本古来からあるのに、出会えた人だけしか恩恵にあずかれないなんて・・・。この知恵は、もっとみんなで分かち合うべきものだ、小学校 の体育の授業で教えるようにすれば、もっとたくさんの人々が一生涯宝として持つことが出来ると考えたのが、直接のきっかけといえるかもしれません。