[コラム03]光の輪廻

大地に雨が降り 光が注ぎ
もぐらやミミズが土を耕し
微生物が生まれ 死に
彼らの努力は植物として結晶した。

植物はその葉や根っこで さらに光を磨き
さらに水を磨き 慈しみ
それを我々の前に差し出す。
そうして、植物はさらに
動物としての結晶化を望むのだ。

血液とは、それは
本来は最高に磨かれた光・水・鉱物なのだ。

全てを結晶化した動物は、
それゆえに最後は
光を大気に放ち 大地に生気を放ち
世界全てのものの食べ物として
再び世界を覆うのだ。

すなわち食物とは
光であり 土であり
つまりは世界全てである。

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